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COLUMN

2026.04.21

vol.644「カラー戦略」

成田 彼方(業務部)

新潟市の桜は、4月上旬~中旬にかけて見頃を迎え、現在桜から葉桜へ、色彩の主役がピンクから緑へと移り変わる季節となりました。

この「ピンクと緑」のコントラストを見ると、大好きなミュージカル作品の一つでもある「ウィキッド」を思い出します。

昨年映画版も公開され大きな話題を呼び、現在続編も公開中の作品で、「オズの魔法使い」に登場する二人の魔女の前日譚です。

私の中の善き魔女グリンダは、特定の色のイメージはなく、舞台中様々な色の衣装を纏っていたので、敢えて言うなら黄色か青色かなという程度でした。

映画前編ではピンク色の衣装で統一され、映画版を見てからはすっかりピンクが定着してしまいました。

脳は単純な色よりも、色に宿った物語を強く記憶するそうです。映画を見た人は関連性のない商品であっても「ピンクと緑=ウィキッド」と作品を想起させ、その二色が並んだ瞬間に脳内で物語が勝手に再生されます。

今やこの二色の組み合わせは、世界中で「ウィキッド」というブランドに独占されつつあり、色だけでブランドを呼び起こすことを可能にしています。

今回は桜がきっかけでしたが、意識せずとも行動や感情をコントロールされていることが多くあり、カラー戦略が日常に溶け込んでいます。

何気ない風景や自然の配色から、新しいブランディングのヒントが見つかるかもしれません。

来年には東京で劇団四季の再演が決定しています。映画も舞台も、どちらも素晴らしいので是非見て欲しい作品です。

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