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COLUMN

2026.04.07

vol.642「ゼロクリック検索」

伊藤 貴生(企画開発部CS課)

検索結果のページを開いたまま、そのまま閉じてしまう--そんな行動が、いまでは当たり前になりつつあります。

知りたいことが検索結果の画面だけで完結してしまい、わざわざリンク先のサイトまで訪れないユーザーが増えているのです。

これが「ゼロクリック検索」と呼ばれる現象です。

この背景には、検索画面そのものの進化があります。Googleの「AIによる概要」などによって、質問への答えがその場で表示されるようになりました。

「〇〇の営業時間は?」「〇〇の意味は?」といった疑問も、サイトを開かなくてもすぐに解決できてしまいます。ユーザーにとってはとても便利ですが、情報を発信する側にとっては少し悩ましい状況でもあります。

こうした流れの中で注目されているのが、AIO(AI Optimization)という考え方です。これは、従来のSEOのように検索順位だけを追うのではなく、AIに“参照されやすい情報設計”を行う最適化のことを指します。

検索エンジンや生成AIが情報を要約・再構成する時代において、「どの情報が拾われるか」という視点が重要になってきています。

では、この流れにどう向き合えばよいのでしょうか。

まず取り組みたいのが、FAQの充実です。よくある質問とその答えを丁寧に整理しておくことで、検索エンジンやAIに引用されやすくなると言われています。

さらに意識したいのが、専門性のある情報発信です。Googleは近年、E-E-A-T(経験・専門性・権威性・信頼性)を重視しています。プロフィールや実績、一次情報に基づいた内容を積み重ねていくことで、検索エンジンにもAIにも「信頼できる情報源」として認識されやすくなります。

検索の主役は、すでにサイトそのものから検索結果画面、さらにはAIによる要約へと広がりつつあります。

その変化をネガティブに捉えるのではなく、どう活かしていくかを考えることが、これからのWeb戦略においてますます重要になっていくのではないでしょうか。

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