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COLUMN

2026.02.27

vol.636「みんな大好きシール帳!」

近藤 武弘(デザイン部)

ある日、とあるお店に入ると、そこだけやけに人だかりができていました。

「ん?なに?」と思って近づいてみると、そこはシールコーナーでした。

いつの時代もシールは人気だなあ、と感心しつつ気になってネット検索してみると、「令和のシール帳ブーム」というワードを発見。少し考察してみることにしました。

一見すると、懐かしの昭和・平成リバイバルにも思えますが、デジタル全盛の今だからこそ、これはノスタルジーではなく「アナログへの回帰」とも受け取れます。(もっとも、買っている皆さんはそんなこと深く考えていないとは思いますが。)

シール帳は、言わば“小さな個人ギャラリー”。

どう配置するかは、デザインのレイアウトに重なります。全面的に埋めるのか、あえて余白を残すのか。色調を揃えるのか、グチャグチャ感満載の混沌とした紙面を堪能するのか。

自分の感覚と手を使って紙面を構成するワクワク感は、完全にアートディレクションです。

平成以降のシール(昭和のシールは、ただの紙だったと記憶していますが)は、触感にも訴えかけます。立体感があり、指先でその質感を楽しめます。

ホログラム加工のキラキラ感は視覚も刺激し、テンション爆上がりも納得です。デジタルでは味わえない、指先の満足度の高さがあります。

総合的に見て、シール帳はアナログ的な満足度が非常に高い。五感を刺激するものは「とにかく強い!」と思います。

さらに、友達同士で見せ合うシール帳は、自分の世界観を紹介するセルフブランディングツールでもあります。しかもそれは常に変化します。シール帳は完成させるものではなく、自分自身とともに更新され続けるもののようです。

デジタルではやや希薄になりがちな「五感を刺激するアナログ世界の魅力」を再発見した気分です。

シール帳の人気は、きっとこれからも続いていく--そう確信しました。

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