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COLUMN

2025.09.02

vol.613「私の履歴書」

桜井 寿之(営業部)

みなさんに、私の退屈な履歴書をお見せするつもりはありませんのでご安心ください。

読んでいただきたいのは、日本経済新聞の最終面に毎日掲載されているコラム「私の履歴書」です。当メルマガ読者の方の中にも、愛読されている方がいらっしゃるのではないでしょうか。

「私の履歴書」は、毎月ひとりずつ、各界を代表する経営者や政治家、芸術家、研究者、アスリートなどが、自身の半生を語る連載です。出生や家族のルーツから始まり、功を成した現在に至るまでを、自らの言葉で綴っていきます。

私も毎月欠かさず読んでいるわけではありませんが、毎月初めに「この人は面白そうだ」と思えば、その1か月は毎日楽しみにしながら、その人の人生にのめり込んでしまいます。

最近特に印象に残ったのが、伊藤忠商事会長・CEOである岡藤正広さんの「私の履歴書」です。

伊藤忠の大改革を振り返りながら語られた「稼ぐ・削る・防ぐ」、略して「かけふ」の改革。この三つの言葉はとてもシンプルでありながら、強い説得力を持っています。

「稼ぐ」は新しい収益を生むこと、「削る」は無駄を省いて効率を高めること、そして「防ぐ」はリスクを避けて守り抜くこと。

経営の話ではありますが、私たちの日々の仕事や暮らしにも通じる考え方だと感じました。

「私の履歴書」を読むと、華やかなキャリアの裏にある努力や決断、時には失敗や葛藤にも触れることができます。30日をかけて一人の人生を追うからこそ、その人の人柄や人生観がじわじわと伝わってくるのです。

まだ読んだことがない方は、ぜひ一度手に取ってみてください。自分の業界とは違う世界からの学びや、意外な気づきが得られるはずです。

私の履歴書は味気ないですが、日経の「私の履歴書」はきっと楽しめると思います。

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