COLUMN
2024.03.06
vol.539「髪の寄付(ヘアドネーション)をしました」
坂井 明日香(デザイン部)
もう随分と浸透しつつある言葉だと思いますが、今回私は「ヘアドネーション=髪の寄付」をしました。
小児ガンや様々な病気など、何らかの事情で髪に悩みを抱える18歳以下の子どもたちに向けて、メディカル・ウィッグを無償提供する活動を行うNPO法人ジャーダック(Japan Hair Donation & Charity)に寄付しました。
この団体では、長さ31cm以上の髪の寄付を募っています。
では、なぜ31cmなのでしょうか?
メディカル・ウィッグの場合、毛が抜けにくく頭皮への刺激を最小限に抑えるため、ウィッグの土台であるベースネットに1本1本をV字に折り返すように植え付けます。これにより、31cmの髪の毛からはおおよそ半分の長さである15cmのウィッグが製作されます。その後、ヘアスタイリングを施すと、実際の髪型はショートカット分の長さにしかなりません。そのため、最低限31cm以上の長さが必要となるのです。
NPO法人ジャーダックは、創設10周年の記念事業として、2021年に書籍を出版しました。そのタイトルは『31cm』。この書籍はA5変形サイズ(長辺約19cm)で通常販売され、31cm×31cmの正方形サイズもクラウドファンディングで限定販売されました。
この団体への支援は、芸能人などの影響力のある方々がSNSなどで情報発信したことから、徐々に支援の輪が広がっています。髪の寄付以外にも、現金による寄付や、タオルなどの返礼品がある形での寄付も行っています。
詳しく知りたい方は公式サイトをご覧になってみてください。
・ジャーダックHP(URL)
https://www.jhdac.org/
私も少額ですが、寄付金も納めました。返礼品として反射材を使用したキーホルダーを選びました。また、今後も何らかの形でこの活動に参加できたらなと思います。