CONTACT

COLUMN

2024.02.13

vol.536「ブロッコリーがすごい」

真柄 学(業務課)

2024年も早いもので2月に入りました。年末年始からの暴飲暴食が続き、腸内環境が気になる今日この頃。薬に頼らずに、日々口にする食品を通じて腸内環境が改善されるなら、それは良いことですよね。その食品にピッタリな、最近地位が向上した野菜、ご存知ですか?

それはブロッコリーです。

ブロッコリーは2026年度より、国が位置づける「指定野菜」に15番目の野菜として加わることになりました。この「指定野菜」に新たな野菜が加わるのは、1974年にじゃがいもが追加されて以来およそ半世紀ぶりです。かぶ、かぼちゃ、ごぼうなどを差しおいて指定されるほど、近年国内での消費量が増加し、国民生活において重要な野菜として認められた格好です。

皆さんの食卓にもよく並ぶポピュラーな野菜であるブロッコリーは、美味しいだけでなく、お弁当や食卓の彩りにも欠かせない非常に優れた食材です。

一般的には「ブロッコリー=ダイエット」というイメージが強いかもしれませんが、私の場合、お酒の分解を促進させる食材としても大いに役立っています。アルコールの分解にはウコンやしじみなどが思い浮びますが、ブロッコリーに含まれる「スルフォラファン」という成分は、アルコールで悪酔いをする原因のアセトアルデヒドを分解する作用があります。

また、アルコールの利尿作用によって体内から失われがちなカリウムを豊富に含んでいます。ブロッコリーに含まれるカリウムの量は、野菜で言えばほうれん草やトマトよりも多く、フルーツで言えばバナナやキウイフルーツに含まれる量も上回ります。もちろん、調理方法によって変わりますが、安価でありながら栄養豊富で見栄えもする、誰しもが馴染みのあるブロッコリーが新たな価値を見出していることは、明るいニュースであり、私自身も見習うことが多いです。

ブロッコリーを食べ、腸内環境を整え、3月の酒の陣、4月の花見に備えたいと思います!

CONTACT