Column

『vol.453「BOPIS(ボピス)」』

by 伊藤 貴生(CS課企画)

新型ウイルス禍の影響もあり、
最近「BOPIS」が注目されています。

「BOPIS」とは、「Buy Online Pick-up In store」の略で、
ネットで購入した商品を店舗で受け取ることができる
仕組みのことをいいます。

さて、なぜ今更ネットで購入したものを運送会社に頼まずに、
わざわざ店舗まで出向いて行って商品を受け取るサービスが
注目されているのでしょうか。

一番の理由は、やはりこのコロナ禍で、
店舗での滞在時間を短縮できることです。
コロナ禍だけどお店を見て回りたい…、
でも滞在時間は減らしたい。
そこで、ネットで買い物を済ませて、
受け取りだけ実地で行うことに利点が発生しました。

それ以外のメリットについて、
まずはユーザーにとってですが、
送料を負担しなくて良いことや、事前に在庫が確保でき、
自分の好きなタイミングで受け取れるなどが挙げられます。
また実際に店舗へ受け取りに行くので、
その場で商品を確認でき、返品が簡単なんて理由も。

逆に事業者にとってのメリットはどのようなものがあるでしょうか。
こちらも発送する手間がなくなるので、物流コストが安くなります。
ユーザーと店舗でのコミュニケーションを図れますし、
「わざわざ店まで来たのだからついでに他も買おう」
という追加購入も期待できます。

では実際に事業者がこの「BOPIS」を導入しようと思ったら、
何が必要なのでしょうか。

まずは在庫データ等の更新が日常的に行われる仕組が必要です。
それから店舗で取り置きできる在庫数の定義。
さらに、注文から最短で商品をピックアップする仕組が必要となります。

実例を挙げると株式会社ワークマンでは、
オンラインショップで購入された商品のうち、
65%が実店舗受け取りとなっており、
実に年間12万人が商品を受け取るために店を訪れているそうです。

買い物においては、「顧客体験」がモノが売れる重要な要素となっています。

ネットで買って、ただ届くのを待つというのでは
物足りなく感じるようになってきています。

どうやって商品を売るか、
今一度売り方から考えてみるのもよいかもしれません。

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