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COLUMN

2022.04.12

vol.445「後悔しない決断」

鈴木 みゆき(総務部)

人生には大なり小なり、
決断しなければいけない場面があります。

今年に入って、一人暮らしの母が
実家で倒れ救急搬送されました。

ダンスを踊ったり、お花の手入れをかかさなかった母が、
寝たきりになり会話も食事もできないなんて…と、
私たち姉弟3人はショックでした。

しかし、悲しみもつかの間、
今後の「治療介護方針」の決断をせまられました。

母は以前から、
「苦痛を受ける治療はしないでほしい」
と口癖のように言っており、
手紙にも書き留めていたので、姉弟で話し合い、
その気持ちを尊重するという一つめの決断をしました。

続いて二つ目の決断は、
母が暮らしていた家に「在宅介護」をするため連れ帰り、
家族でふれあう時間を作るということでした。

病院や施設にお世話になれば、
コロナ禍で感染防止の為、
子供や孫であっても
そう簡単には会えなくなってしまいます。

ケアマネージャー・訪問看護の先生と
看護師の皆さんが24時間体制でサポートしてくださったことで
安心して在宅介護することができました。

在宅介護は大変でしたが、
誰一人後悔をしておりません。

母にとっては大好きな家族(子供・孫・ひ孫)と
にぎやかに過ごすことができ幸せだったと思います。

孫たちも最期まで「何をすればおばあちゃんが喜んでくれるかな?」
と自分で考え行動してくれたこともうれしく、
頼もしく感じた日々でした。

これからも、いろんな場面で決断を
求められることがあると思いますが、
そんな時迷ったらいろいろな情報を収集し、
時にはまわりの人の意見も参考にして、
あとで後悔しない決断ができるようにしていきたいと思います。

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