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COLUMN

2021.05.18

vol.401「ラベルレスボトルという選択肢」

西川 あゆみ (デザイン部)

大型連休も過ぎ、5月中旬となりました。
初夏のような気温が高い日も増えてきましたね。

少し前、コンビニへ買い物に行った時
「ラベルレスボトル」の飲料が販売されていました。

「ラベルレスボトル」とは文字通り、
ラベルが取り払われたペットボトル飲料のことです。

ラベルが無くなったことで剥がす手間が減り、
リサイクルがしやすく、
環境にやさしい仕様になっています。

通販で飲み物を箱買いをする人向けの商品というイメージだったので、
実際にお店で売られていることに驚きました。

しかしながら、従来サイズのラベルが貼られている飲料品と
並んでいるところを比べると、個人的にはやはりインパクトが薄かったです。
それもあり私はスルーをして別の商品を買ってしまいました。

後日、自分の中で振り返ってみると買い物という行為の中で
パッケージという「見た目」の効果、
視覚的情報やグラフィックデザインが
考えている以上に重要なのだと改めて感じました。

ですが、家でペットボトルの分別をしている際には
ラベルを取る作業がやっぱり面倒だなと感じることが多々あります。

こういった時、ラベルが無かったら
もっとストレスなく分別ができていいのになあと実感します。

自分の中で飲み物を選んで買う時、
今まではその時の気分や自分の好みなど
色々な選択基準があったのですが
「ラベルレスボトルを選ぶ」という選択肢がひとつ増えました。

少し調べてみると、ラベルレスボトルといってもただラベルを取り払ったボトルだけでなく
ペットボトル自体にデザインがされている製品も増えてきているようです。

また、ペットボトルだけでなく、
様々な製品のパッケージの形状や素材が
環境を考えて変わってきています。

いつかスーパーやコンビニなどで商品が並んでいる光景が
現在とは変わる日が来るのかもしれません。

パッケージの形状が変わってきていても、
様々な場面でデザインが必要とされていることを実感します。

私もデザインを通して、より良いものをつくることに
携わるれるよう努めていきたいです。

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