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COLUMN

2018.05.02

vol.260「デザインとユーザビリティ」

伊藤 貴生(CS課企画)

2週連続投稿になります企画の伊藤です。

連休の谷間の出勤日、皆様はいかがお過ご
しですか。二日働けばまた連休が始まるの
で、このコラムを読むお時間をしばしいた
だければと思います。

私は企画の人間なのでデザインはできませ
んが、より説得力のある企画を立案するた
めに日頃からデザインを見る目は養わなけ
ればなりません。

特にデザインとユーザビリティの関係性に
ついてはむしろデザイナーよりも敏感かも
しれません。デザインとユーザビリティの
関係性がとても重要なのは周知の通りです。

しかしながらこの判断はとても難しいです。

ユーザーは

1.良いデザインのものを機能性が高いと受け取る傾向にある

2.機能性が高いものほど、良いデザインだと受け取る傾向にある

と言われています。

この2つを考えたときに、もっとも理想的
なのは、「とてもデザインが良くて、とても
機能的なもの」となるわけですが、とことん
デザインで高みを目指すと、機能性が疎か
になったりすることもありますし、逆に機
能性を意識しすぎたためにデザインが疎か
になることもあるでしょう。

これはプロダクトデザインだけに限ったこ
とではなく、パンフレットのような紙モノ
でも同じです。グラフィックデザイン的に
はすごく良くても、それが本来の目的を果
たしてなくては意味がありません。

そんなことを最近考えた理由の一つとして、
皆さんお馴染みのセブンカフェがあります。

年間約10億杯飲まれているこのコンビニコー
ヒーですが、店舗にあるコーヒーメーカー
に使用方法を説明した手書きのPOPや貼紙が
貼ってあるのをよく見かけます。
そしてそれは元々のコーヒーメーカーのデザ
インを台無しにしてしまっていることが多い
です。

これに関しては、商品自体が売れ過ぎている
ので、もしかしたら参考にならないかもしれ
ませんが、これだけ魅力的な商品であれば、
機械が苦手な人たちも利用することをもっと
考慮しておくべきだったかもしれないですし、
その反面それをおざなりにしてまでデザイン
にこだわったからこれだけヒットしたのかも
しれず、やはり判断が難しいですね。

難しいとは言え、デザインがユーザーに与え
る効果についてはこれからもこだわって、
判断材料を増やしていきたいです。

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