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COLUMN

2014.12.10

vol.93 「BENTO」

坂井 明日香(グラフィック課)

 デコ弁がノリにのっています。

 デコ弁とはキャラクターやモチーフをデコレーションしたお弁当のことです。
 数年前から話題になり、デコ弁の関連商品や書籍も多く発売されています。

 食事の際に大好きなキャラクターがデコレーションされていることで
 楽しい食事に繋がり、嫌いな食べ物が食べられるようになった子もいるそうです。

 実は海外でも、デコ弁や日本のお弁当文化が注目され、
 「BENTO」として広く知られるようになりました。

 日本が世界に誇る「和食」は、古くから季節感をふんだんに取り入れて、
 食材を目でも楽しむ文化を形成してきました。
 懐石料理や京菓子などが特に顕著ですが、弁当も負けていません。

 小さな箱の中にバランスよく、彩りよく詰めた日本ならではのお弁当。
 日本人の特徴である手先が器用なことや、細部まで徹底して
 こだわる気質によって、市場で売っているものから、今回とりあげた
 一般家庭で作るデコ弁まで、大変凝っているものが多くクオリティが高いです。

 しかしデコ弁は凝りすぎることにより食材を手で触る回数が増えるため、
 衛生面などの問題も問われていますが、手が汚れずにできる製品もあります。
 時間がないといった方には時短で簡単に一品作れるキットもあります。
 これからはこのような製品を海外向けに開発してはいかがでしょうか。

 2020年の東京オリンピックに向け、更に海外志向が強まるなか、
 日本の文化としてのお弁当を紹介したり、お土産用のお弁当箱を
 販売したり、これからも期待できるマーケットであると思います。

 「白いご飯に梅干しの日の丸弁当」の他に、選手や応援団へのケータリングで
 各国の国旗を模したお弁当なんていうのも面白いですね。

 今年の新聞広告クリエイティブアワードで、
 「おにぎりがグッドデザインだとおもう」といったコピーが生まれましたが、
 おにぎりも寿司と並んで広く世界に知ってもらいたいですね。

 おにぎりだけどにぎらない「おにぎらず」も国内で流行ってきているので、
 和製サンドウィッチとして売り出すと、海外でもうけそうです。

 当社では製品の開発、動画での商品紹介など幅広く行っております。
 海外向け動画のナレーション録音の実績もあります。

 気になる事がありましたらぜひご相談ください。

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