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COLUMN

2014.06.27

vol.71 「はんこのマナー」

須藤 則子(総務部)

もう6月も終わろうとしています。

 4月に入社された新入社員の方々も
 そろそろ会社に慣れたころだと思います。

 すると日々仕事をしている中で、「はんこ」を押す場面が
 増えて来たのではないでしょうか。

 伝票に押したり、上司に許可をもらう時などいろいろあると思います。

 押印するという事は、その仕事・物事において
 責任を持たせられるという事です。

 はんこを押す行為にもマナーがあります。
 「誰が見てもわかるよう、まっすぐはっきりと押す。」
 という事です。

 これは当たり前のことで、簡単なようですが、
 はんこが傾いていたり、色がかすれていたり、
 薄かったりすると、書類を見る人には、
 印象が悪く映ってしまいます。

 ある会社では、履歴書のはんこの押し方が汚いとの理由で、
 選考から落とされることもあるそうです。

 日本人として、はんこは欠かせないものです。

 契約の際、海外ではサインをするのが主流ですが、
 日本でははんこを押します。

 この理由については、まだ文字を書ける人が多くないころに
 はんこが便利だったので定着したとか、元々中国では、
 はんこを押していたからなど諸説あるようです。

 それから、「シャチハタ印はNG」という機会も
 あるかと思いますが、これは何故なのかご存知ですか?

 勿論大量生産されるものだからというのも理由の一つですが、
 一番の理由はゴム製なので、はんこを押す力によって、
 印影がそのたびに変わってしまうことです。

 はんこが実印かどうかは、その印影を照合します。
 そういうわけで実印を含め重要な場所に押す印鑑は
 「変形しない材料」が求められるわけです。

 日本人にとって、はんこを押すということは、
 皆様が思っている以上にとても重要な行為です。

 これを機会に、今までの自分のはんこの押し方を
 見直してみてはいかがでしょうか。

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