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COLUMN

2014.06.27

vol.70 「FIFAワールドカップTV観戦で思ったこと」

2014FIFAワールドカップブラジル大会が始まりました。ご存の通り、日本代表はコートジボワールとの初戦を落としてしまいました。残念でなりませんが、残り2戦あります。気持ちを切り替えていきましょう。(※この原稿を書いているのは6月17日。メルマガが皆様の元に届く頃にはギリシャ戦の結果が出ていることでしょう。予選敗退となっているのか、次節コロンビア戦で決勝トーナメントへの希望を残すのか。勿論、後者になることをお祈りしております。)

日本代表戦に限らず、ワールドカップの試合を見ていますと、テレビ中継用に配された広告看板が目に飛び込んできます。野球やバスケットボール、アイスホッケー等のスポーツはイニングやピリオドの間にTVCMを入れられるわけですが、サッカーはその試合形態からCMチャンスが少なく、広告看板が中心になってきたのは必然と言えます。その昔は単なる看板だったような気がしますが、その後に回転ローテーション式が出てきて、最近ではLEDを使用したビジョン型が主流になっているようです。

ただ、この広告看板。広告である以上、目立たなければいけませんが、あくまでもスポーツ中継上での広告であるので、そのスポーツそのものを邪魔するようではいけないのでしょう(と推測します)。欧州リーグはもっと派手だったと思いますが、ワールドカップは案外地味です。

高密度のLEDビジョンではあらゆる動画表現が可能なのでしょうが、だからといって、試合中に極彩色なアニメーションを延々と見せつけられると、その広告に悪感情を持ちかねないと思いますし、おそらく広告内容に関しては詳細な取り決めがあり、そもそも派手な動きはNGとなっている気はします。当たり前のことながら、改めて広告の世界はセンシティブであるなあと思います。

そんな風に考えてワールドカップの試合を見ますと、ピッチ近くの広告看板にも、センスのいいものと、そうでもないものがあると思います。何がどうと細かく検証したわけではありませんが、パッと目に飛び込んできた瞬間、いい意味で「おや?」と思えたものは、実際の購買に結びつくかどうかはともかく、きちんと広告効果があったと言えます。

素直に試合を楽しめばいいのに、そんなことを考えながらワールドカップを見るのは職業柄仕方がないことなのでしょうか……。

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