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COLUMN

2014.01.29

vol.49「ジェネリックプロダクト」

若木 玄(営業部)

「ジェネリック医薬品」という言葉は、すでに世間に認知された感があります。

「ジェネリック医薬品」とは期限切れになった先発薬品の特許内容を基に作られた
医薬品で、同じ成分で価格が安いことで注目されています。

元々「ジェネリック(Generic)」とは「一般的な」、「ブランドに囚われない」
  といった意味があります。

医薬品の他に「ジェネリック家電」、「ジェネリック家具」なども
最近頻繁に耳にしたり目にしたりするようになりました。

その中でもここでは「ジェネリック家具」を取り上げてみたいと思います。

代表的なところでは、
ル・コルビジェのシェーズロング、チャールズ・イームズのサイドシェルチェア、
アルネ・ヤコブセンのエッグチェア、ミース・ファン・デル・ローエの
バルセロナチェアなどが挙げられます。

いずれもデザインの完成度が高く、決して古びない、
時代を超えて愛され続ける製品です。
それがオリジナルの正規品に比べ価格が安いジェネリックプロダクト製品※として
ネットのショッピングサイトなどで溢れるようになりました。

※ジェネリックプロダクト
          版権の保護期間を過ぎた製品を自由に複製することが可能で、
          先発生産者以外の製品であっても合法である。

オリジナルが欲しいけれど高価でなかなか手が出ない人にとっては
価格が魅力的ですが、その多くがイタリア、中国や東南アジアで生産されていて、
粗悪品も多く出回っているようです。
あまりにもチープな材料を使っていたり、仕上りが雑であったら
せっかくのデザインも台無しですよね。

いいデザインは、いい製造工程があってこそ、
その良さが体現されるのではないでしょうか。

当社にはインダストリアルデザイン課があります。
キッチン用品や工具など多くの製品デザインを行ってきました。
もちろん機能や材質を考慮して魅力あるデザインを追求しています。
興味のある方はぜひ御相談ください!!

 

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