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COLUMN

2013.07.11

vol.21 キャラクターが誕生するまで

以前関川村役場様のお仕事で、「にゃん吉」という猫のキャラクターを
弊社でデザインさせていただきました。
その時のキャラクターの誕生過程を少し紹介します。

2007年に関川村で、弊社が企画提案させていただいた、
ウォークラリーのイベントが行われました。
そしてそのイベント内の謎解きのオリジナルストーリーも
弊社で制作させていただきました。

3年目の開催となる2009年に、そのストーリーの中へ
かわいいキャラクターを登場させることが決定。
弊社の企画担当スタッフがストーリーとキャラクターの設定を考えたのが、
「にゃん吉」誕生の第一歩でした。

関川村の特産物「猫ちぐら」にちなんで、主人公キャラは「猫」に決定。
それとストーリーに沿って、主人公の友だちを制作することになりました。

関川村には長さ82.8メートルの大きな大蛇がねり歩く、
「大したもん蛇(じゃ)まつり」という有名な祭りがあります。
そこから猫の友だちには「蛇」という、現実にはありえない、
おもしろい組み合わせにすることにしました。

最初に描いた猫キャラクターのラフは、どれも今一歩特徴に欠け悩みました。
そのとき企画担当スタッフが「猫の頭に蛇が乗ってるってどうですか?」と提案してきました。

「友だちなら頭に乗るかもしれないね!」と思い、さっそく作成。
頭に蛇を乗せているというおかしな状況なので、
あえて猫の目には表情を与えず、とぼけたような顔にしました。
そうしたスタッフのアイデアと、フォルムに対する細かなこだわりを経て、
「にゃん吉」が誕生したというわけです。

「どんな性格」で、「どんな仲間」がいて、「どんな役割」がある…
などといったプロフィールを設定してあげることで、
キャラクターに命が吹き込まれていきます。

嬉しいことにこの「にゃん吉」は現在も関川村福祉課様の
健康スタンプラリーのイベント等で活躍しています。

いわゆる「ゆるキャラ」は、一時期よりブームは落ち着いてきたものの、
根強いファンは未だに多く、様々なイベントに登場しています。

キャラクターは幅広い世代に訴求効果があり、
その存在自体、過多な情報の中に埋没しにくいことから、
自治体や企業PRで果たす役割については、
まだまだ伸びしろがあるのではないかと思います。

キャラクターを作りたいとお考えの際は、是非ご相談ください!

 

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