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COLUMN

2013.03.01

vol.3 「デジタルカタログについて」

伊藤 貴生(CS課企画)

今日3月1日は芥川龍之介の誕生日で、もしご存命ならば120歳、没後85年以上も経っているとのこと。その85年の間に出版業界も様々なことがありましたが、やはりデジタル書籍の登場は特に大きな変化と言えるでしょう。今は亡き昭和の日本の文豪たちは、自分達の作品が、デジタルデバイスで読まれてることを知ったらどう思うのでしょうか。

デジタル書籍と言えば…。今まで送らせていただいた2回のメルマガでも紹介しましたが、にいがた産業創造機構様の「百年物語」のデジタルカタログを今年は弊社でデザインさせていただきました(話が強引ですみません)。今回委託業者を決める方法はデザインコンペでした。このカタログは、ドイツの見本市「アンビエンテ」などで来場者向けに配られるものなのですが、昨年までは紙媒体で作られていました。今回はデジタルでカタログを作り、そのデータを入れたUSBメモリを来場者の皆様へ配ることに変更。

そこで弊社では、デジタルだから実現可能であったカタログと、選定したSNSとの連携、すぐに問い合わせが出来るように、メールフォームの起動やSkype起動等をご提案させていただきました。(勿論デザインの良さも評価いただきました)。カタログ内だけでは伝えきれない製品の特徴・画像を、SNSにアップし、カタログから飛べるようにした「仕掛け」です。SNSもターゲットや特徴に合わせて選定しました。今回は写真の美しさを伝える「Tumblr」と、急速にユーザー数が増えてきている、「Pinterest」、各社のFacebookです。製品数が多くなると、カタログもページ数が多くなり、持ち運ぶにはかさばって大変だったりします。デジタルカタログであれば、ノートパソコン、iPadなどのタブレット端末、スマートフォンなど、デバイスを問わず閲覧する事ができます。必要なページだけを印刷して使用できる、なんていうメリットもあります。

「カタログや会社案内などを、デジタル化したい」と言った声を最近よく聞きます。デジタル化だけではなく、目的に合わせてデジタルのメリットを最大限に活かしましょう!

※文中で紹介させていただきました「百年物語」のカタログについては、
公式サイト( http://www.nico.or.jp/hyaku/english/ )にて、
ダウンロード可能です。是非御覧になってみてください!!

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