CONTACT CATALOG

COLUMN

2026.07.29

vol.657「危険な暑さは、赤だけで伝わるのか」

由藤 淳哉(グラフィック課)

連日、厳しい暑さが続いています。

各地で最高気温が40℃を超える日も見られ、夏の暑さは、楽しむだけでなく、しっかりと備えるべきものになってきました。

ただ、暑さの危険度は、気温の数字だけで決まるものではありません。同じ気温でも、湿度や日差し、風の有無、路面からの照り返しによって、身体への負担は大きく変わります。

そこで大切になるのが、暑さの状態を直感的に伝えるデザインです。

大阪の大手空調メーカーでは、街中のキャラクターを使った屋外看板に、40℃以上の暑さや高い湿度を想定した新しい表示を取り入れる予定です。

気温や湿度をそれぞれ高・中・低の3つにわけ、その組み合わせによって9種類の「空気感」を色で表現していますが、高温域では黒色やキャラクターの「表情」と「擬音語」などで分かりやすく暑さを伝えます。

暑さや危険を表す色として、よく使われるのは、赤、オレンジ、黄色です。こうした暖色は、炎や熱を連想させやすく、注意を引くのに適しています。

ただ、これからの危険な暑さを伝えるには、赤だけに頼らない表現も必要になってきます。

たとえば、黒や濃い紫で深刻さを表したり、蛍光色で視認性を高めたり、背景とのコントラストを強くしたりと、赤以外にもさまざまな方法がありそうです。さらに、キャラクターの表情、アイコン、擬音などを組み合わせれば、色だけに頼らず暑さを伝えることもできそうです。

街中の案内表示を見かけたときは、暑さをどのような色や表現で伝えているのか、少し注目してみるのも面白いかもしれません。

デザインから伝わる暑さのサインにも目を向けながら、今年の厳しい夏も無理をせず、元気に乗り切っていきましょう。

CONTACT 会社紹介カタログ