COLUMN
2026.05.19
vol.647「大人になってからの駄菓子屋」
長谷川 洋(営業部)

先日、新津へ行く用事があった際、以前から少し気になっていた「駄菓子の駅」にふらっと立ち寄ってみました。
そこは、まるで昭和レトロの世界へタイムスリップしたような空間。小学生の頃、数百円のお小遣いを握りしめて過ごした、あの頃の景色がそのまま残っているようでした。
当時は気の合う友だちと連れ立って、どんなに遠い駄菓子屋でも自転車を走らせたものです。
「次はどのお菓子を食べようかな」
「あのクジ引いてみたい!」
「アイツが持ってたオモチャ、ここで買ったのか!」
そんなくだらない話をしながら、この日のために貯めた“全財産”を一日で使い切る。
数カ月に一度の、最高に贅沢なイベントでした。
けれど、あれだけ楽しい思いをして帰ってきたはずなのに、
「これで欲しかったプラモデルは来月までおあずけか……」
「このオモチャ、なんで買ったんだっけ?」
なんて、後になって少し後悔したりもしていました。
思えば最近は、少し興味を持ったことがあっても、「役に立つのかな」とか、「後で損をするかもしれない」などと考えてしまい、なかなか動けなくなっている気がします。
子どもの頃は、そんなことを気にせず、“好き”という気持ちだけで走り回っていたのに。
懐かしさだけでなく、そんな小さな気づきまで与えてくれた「駄菓子の駅」。新津駅周辺には、素敵な珈琲店やアメリカ雑貨のお店もあり、穏やかな時間を過ごすことができました。
また、ふらっと訪れてみたいと思います。