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COLUMN

2026.01.21

vol.631「バウハウスとは?」

森山 良二(デザイン部)

最近、大手住宅メーカーのCMで「バウハウス」という言葉が使われているのを目にしました。

私の認識では、ほぼ建築やデザインの世界でしか耳にしない言葉だったので、突然CMから流れてきて、思わずハッとさせられました。

ごくごく大まかに、ほんとうにざっくり説明すると──バウハウス(Bauhaus)とは、1919年にドイツで創設された造形学校、そしてその教育運動を指します。モダンデザインの基礎を築いた、世界初の美術学校とも言われています。

学校自体はナチスによる迫害を受け、1933年に閉校してしまいますが、その後、教師や学生たちが世界各地へ散らばり、その思想や手法はむしろ広く浸透していきました。

現代ではあまりにも日常に溶け込み、もはや「当たり前」になってしまっている。その流れはいまなお続いている──そんな存在です。正直なところ、こんな短文で語り尽くせるものではありません。

では、具体的にどのデザインがバウハウスの影響を受けているのかと問われると、理念や考え方まで遡れば、「ほとんど」と答えるしかないほどです。建築、プロダクトデザイン、グラフィックデザインなど、その影響はジャンルを横断し、実に多岐にわたっています。

とりわけ建築分野における影響は大きく、住宅メーカーがCMでバウハウスを前面に出すのは、あまりにもストレートすぎるのでは……と、ついツッコミを入れたくもなります。

ただ、そのメーカーは1989年からバウハウス関連の作品を継続的に収集しており、そのコレクション数は本国ドイツ以外ではトップクラスだそうです。

現在は休館中とのことですが、ギャラリーを設けて展示したり、美術館の展覧会へ貸し出したりと、長年にわたりその価値を伝える活動を行ってきたとのこと。以前から重要性を理解し、啓発に力を入れてきた背景があるのですね。

個人的には、学生時代(もう何十年も前ですが)にバウハウスについて学んだこともあり、この言葉を耳にすると、少しノスタルジックで懐かしい気持ちになります。

もし興味を持たれた方がいれば、関連書籍も多く出版されていますし、ネット上にも情報は豊富にあります。

ぜひ一度、深掘りしてみてはいかがでしょうか。

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