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COLUMN

2026.01.07

vol.629「もっと考える人に」

伊藤 貴生(企画開発部CS課)

新年あけましておめでとうございます。2026年が始まりました。

今年は、デザインという仕事の立ち位置が、これまで以上に問われる一年になると感じています。この数年で、AIは一気に「特別な技術」から「誰もが使える道具」へと変わりました。画像生成、文章作成、動画編集――かつては専門スキルが必要だった作業が、今では数分で形になる時代です。デザインの現場でも、AIを使えば「それっぽいもの」をつくること自体は、驚くほど簡単になりました。

では、デザイナーやデザイン会社の役割は、これからどう変わっていくのでしょうか。

私たちは「手を動かしてつくる人」から、「何を、なぜつくるのかを考える人」へ、より強くシフトしていくのだと思います。

AIは手段であって、目的ではありません。誰に向けて、どんな体験を届けたいのか。企業や地域が抱えている本当の課題は何なのか。そこを整理し、言語化し、形にする力は、依然として人にしかできない仕事です。

むしろ、AIが当たり前になるほど、その部分の価値は高まっていきます。

また、世の中全体を見渡すと、「効率」や「最適解」だけでは動かなくなってきているとも感じます。共感できるストーリーや、らしさ、背景にある想いが、選ばれる理由になる。デザインは、そうした目に見えにくい価値を、伝わる形に翻訳する役割を担っています。

今年も私たちは、流行や技術を追いかけるだけでなく、その先にいる人の気持ちを想像しながら、デザインに向き合っていきたいと考えています。

当たり前のようにAIを活用しながら、人だからこそできる仕事を、丁寧に。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。
 

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