─誠晃舎のサービスでよく利用しているものは何ですか?
田瀬:パッケージ、POP、広告のグラフィックデザインと、webサイトの制作ですね。
─田瀬さんが感じる誠晃舎のサービスの良さはどこでしょうか?
田瀬:デザインが良くて、(対応が)早いところです。デザインに関しては──もちろん細かい手直しはありますが、大まかな方向性は1回目の提案で決まることがほとんどですね。何度もダメ出しした…ということは私の記憶にはないです。まあ、その辺は提案の仕方が巧い…というところもあると思います。
必ず複数のデザイン案を提出して、そこから選択させてもらってますので。あと、担当営業がほぼ毎日顔を出してくれていますので、修正指示してから仕上がりまでも早いですよね。
─デザインの良さを具体的に語ってもらうとどうなりますか?
田瀬:商品がより美しく見えるデザイン、商品が際立つようなデザインという感じでしょうかね。
─誠晃舎のサービスを利用することで発生したメリットがあればお聞かせください。
田瀬:トータルで展開している…というところでしょうか。例えば、「カタログは印刷会社に、webサイトはweb制作会社に…」ではなく、まとめて面倒をみてもらえるのは助かっています。
「バーベキュー用製品のパッケージを作りました。では、次に店頭POPを作って、その次はバーベキュー用製品のカタログ(=レシピブック)を作りましょう」といった具合に一貫して制作してもらっていますので──。
あと、誠晃舎のスタッフにはアウトドア好きが多いので話が進めやすいというメリットはありますよね(笑)。それは商品開発のスピードに関係してて、提案から製品化までが早いというところは正直あると思います。もちろんアウトドアを知らない人が手がけるからこそ生まれるメリットもあるとは思うんですが、今のところ誠晃舎のスタッフにアウトドア好きが多いところで発生しているメリットの方が大きいんじゃないですかね? あと──これは余談ですけど、夜、「まだ居るかな?」って電話すると大体居る(笑)。それもメリットなんじゃないですか(笑)。
─(笑)さて、今まで誠晃舎がデザインしたもののなかで田瀬さんが最も印象に残っているものを上げてもらうとすると何になりますか?
シェラカップ
田瀬:2011年、東日本大震災の直後に作ったシェラカップですね。
これは“がんばろう! 東北 応援キャンペーン”としてシェラカップの底面に「がんばろう! 東北」と刻印したんですが、企画からデザイン、製作、webサイトでの展開まで、とにかく早く進行したんですよ。あのスピード感は良かったですねぇ。広告のデザインも良かったですね。
……あと、ドイツでの展示会のブースデザインも良かったですし、ビデオ制作も良かったですよ。
─最後に、誠晃舎のサービスで今後利用してみたいものがあれば教えてください。
田瀬:製品デザイン……と言いたいところですけど、それは自社でやってますからすぐにお願いしないとは思います(苦笑)。でも、製品構造はユニフレームが得意ですので、そこは自社でやり、デザインは誠晃舎という──そんな風に共同で何か作れたらおもしろいんじゃないかと個人的には思いますよ。自社だけで商品開発しているとどうしても偏りますし、いろんな商品開発があった方がいいと思いますからね。