「画磔」から解き放たれて
2017/9/25
8月5日から9月1日まで新潟市中央区のNSG美術館にて
3年ぶりに個展開催させていただきました。
ご来場いただいた方々には感謝しかございません、ありがとうございました。
私に美術館全てを解放し、企画してくださった,
NSG美術館の関係者様の「勇気」には改めて感謝いたします。
今回、初めての試みで不定期(詳細事前予告なし、私の気分次第!)
ながら数回、会場でライブペインティング(そんなに大袈裟でもないが)を
行いました。即興でB1パネルや会社からもらってきたダンボール表面に
数枚描きました。
偶然ご来場いただいた海外からお越しの2人組の方が、
「オー、アメイジング!」などと解りやすい英語で話しかけて
こられましたが、理解できたのはその一言だけ!
あとは身振り手振り&表情での会話に終始しました。
こんな時英語が話せたらなぁ~なんて思いました。
いずれにしろ、家で描いてるみたいに
自然とできたことが驚きでした。
(変に肩肘張らなきゃ、緊張しないものでした)
個展開催をそもそも承諾させていただいた理由の一つが、
これを機に逢えない方に会うこと。
逢えないながらも、あいつ変な絵描いてソコソコ元気なのかな、
なんて思っていただけたら本望。
(その点、新潟日報の取材及び掲載は反響が大きくありがたかった)
多くの方に観て頂きたいとか有名になりたいとか、
売れたいとか・・・実は全くありません。
特に30年振りにお逢いできた学生時代の先生方
(加藤館長、渡辺副校長、月岡先生、小林館長代理などなど)
にはたまらないものありましたし、
普通なら絶対お逢いできない方とたくさん逢えました。
私も美術館に常時在廊しているわけもないため、
芳名帳を時折チェックすると懐かしい方々の名前が
見受けられ、とても嬉しく思いました。
何らかの形で感謝の意を伝えたいと考えています。
個展タイトル「画磔」、サブタイトル「絵画と画家を磔に処す」。
タイトルを地で行った約1ヶ月間は緊張感と心地よい疲れ、
満足感、そして開放感を得ることができました。
また、いずれチャンスありましたら・・・。