社員ブログ

画磔

2017/7/10

カテゴリー:

8月5日(土)から9月1日(金)まで新潟市中央区のNSG美術館にて、
3年ぶりに個展を開催させていただきます。

誠晃舎ではグラフィックデザインの業務に従事させて
いただいておりますが、展示は仕事とは180度違う絵画の展示です。

何卒よろしくお願いいたします。


A4ol

 

A4ol


3年ぶりの個展をまさか「美術館」で行うことになるとは、
夢にも思っていませんでした。
美術館という展示するには完璧な設備と風格に私の制作物が
不釣り合いなことは充分承知しています。
どちらかといえば商業施設や、むしろ露天や
アンダーグラウンドな場所の方がお似合いです。


昨年10月にNSG美術館館長代理の小林さまより連絡いただき、
「来年夏(今年のこと)に当館にて個展を開催していただけないだろうか」と。

企画くださったNSG美術館の関係者の方々の勇気(!)に
応えたい気持ちはもちろんですが、昨年10月は丁度手術を受ける
タイミングであり(命を左右するようなものでは全くないのですが)、
様々思うところもありました。

まだ自分には早いなどという謙虚な姿勢を語れるほど残された
時間はないのでは?(大袈裟!)と感じ始めた私には、
お断りする理由など全くありませんでした。



2014年に開催した個展「描き手冥利~見えるモノと魅せないもの」
を契機に、とりまく環境の変化に興奮しました。

自分たちとグループ展しませんかという嬉しいお誘いや、
様々な展覧会場でお会いする方々に「見ましたよ」と声かけて
くださる方が多く驚きました。

これ以降、数多くのグループ展参加を通じて様々な場所で
作品発表の機会をいただきました。

当時企画してくださった美術家の外山文彦さんには感謝のみです。


無名の私の個展に訪れてくださった中に、
「グラフィックデザイナーが絵画の展覧会をする?」
ということに興味をいだいてくださった方が多くおられました。

確かに前例をあまり聞いたこともなかったのですが、
結果的には単純に物珍らしかっただけのようです。


観覧いただいた方の中にはデザインの仕事と、
個人の創作活動を混同している方もおり、
そのような質問を受けたりしますが、
基本的に全く別物です。

一般的にもデザインとアートの関係性とか語られることが
ありますが、詳しくは専門家にお任せです。

絵的なものを創作するという視点では確かに似ていますが、
取り組む姿勢や環境も含めその違いは大きいと思います。

職業として挑むデザイン活動は、果たすべき使命に対し、
一定の制約の中で最大限の効果を上げるための行動全てです。
個人で取り組むというよりクライアントを始め
複数の方の意思を縦断しながら答えを導きだします。

アートはどうかといえば、制約の無い(一概には言い切れないものの)中で
個人やグループの思いを自由に表現することにあります。
職業としてのデザインと違い全ての決定権が自分にあるため、
ともすれば答えは永遠に出ませんし、出すことが目的とも言い切れません。


ある程度の知的なデータの集積がデザインだとしたなら、
アートの活動は理論武装を取っ払った自分自身そのものという感覚です。


改めて、とりとめもなく描いてきた絵を見渡すと、
コンセプトを決めてきた訳ではないので、
一貫した主張がある訳でもなく、技術的探求にも興味がなく、
作風もバラバラ、個展として一つの会場をトータルで
演出する強さはないと思います。

ただ、ただ、自分が生きてきた痕跡の記憶=日記帳代わり?、
誰のためでもなく自分を残すためだけの作業の結果です。

このあたりもデザインとアートの違いと認識していますし、
この違いがあるからこそ、私は両方に従事したい、関わり合いたい、
そして超越したいと思っています。



個展タイトルは「画磔」。


こんな言葉はなく、造語です。
サブタイトルとして「絵画と画家を磔に処す」と、
なんとも物語的な怪しい言葉を掲げさせていただきました。

個展をするということは、自分の痕跡を人に
見せびらかす行為と捉えています。

磔にされることを自ら望み、その反応を待つことは
判決を言い渡される被告のような感覚でもあります。

反面、堂々と見せつけてみようじゃないかという覚悟もあります。


展示がスタートしてしまえば、私にはどうすることもできません。
ただひたすらその結果を待つ私と私の創作物は、「画磔」。

まさに磔の状態で成り行きを見守らせていただきます。



近藤武弘展 画磔
2017年8月5日~9月1日
NSG美術館 
〒951-8101 新潟県新潟市中央区西船見町5932-561



3


このブログは近藤 武弘が投稿しました。
スタッフ名のリンクからスタッフ紹介へ移動します。

 

ページの先頭に戻る

誠晃舎ができるデザイン
新潟のデザイン会社 誠晃舎では、グラフィックデザイン・印刷(カタログ、パッケージ、その他販促物)、
プロダクトデザイン、WEBサイト制作、展示会ブースのデザイン・施工、 DVD・動画制作、商業写真撮影、
企画立案、マンガ広告制作、キャラクター作成を総合的に行っています。

パッケージ 展示会 WEB プロダクト
チラシ 撮影 販促 企画

誠晃舎スタッフ紹介

石井 達

スタッフブログ

誠晃舎の社員たちが
週一で更新するブログです

100円SHOPの紙皿

2018/12/03

皆さん利用される「100円SHOP」。私も好きです、だって10...続きを読む

市島酒造様へお邪魔しました

2018/11/29

現在携わらせていただいているカタログ&動画制作において、撮影ロ...続きを読む

もうすぐ年末

2018/11/21

営業の石塚です。最近は朝も寒くなり車も暖房を入れるようになりま...続きを読む

ボーリング

2018/11/14

こんにちは、Web課の金子です。 今月の2日にボーリ...続きを読む

瓦旅

2018/11/05

こんにちは。CS課の保科です。少し前になりますが、阿賀野市の「...続きを読む

「デザインの話をきこうvol.01」に参加しました。

2018/10/29

こんにちは。スタジオ誠晃舎の山田です。 今年の3月、...続きを読む

ブログ一覧 >>

誠晃舎運営オンラインショッピングサイト ユメカタ

三条Lab

当社のプロダクトデザインは量販店やネット通販など様々な場所で目にすることができます。ヒット製品を見る→

漫画で読ませる 漫画で伝える

当社は様々なキャラクターを描くことができる20名の漫画家・イラストレーターと提携しています。20名のイラストを見る→

注目させる動画 制作します!

画像や文章だけでは表現しきれない「向こう側」を動画は鮮明に伝えます。売れる動画撮ります!動画の実績を見る→

お客様の声

お客様から、当社の仕事についてインタビューをさせていただきました。誠晃舎を利用するコツが分かるかも。インタビューを見る→

お悩み、ニーズを解決します

創業36年の誠晃舎が長年培ったノウハウと豊富な知識・経験で、その「困った」をスッキリ解決いたします。解決事例を見る→

撮影スタジオ マイスタ 売ってます

この撮影ブース「マイスタ」が一台あれば、キレイな写真を簡単に撮ることができます。お値段は税込1,944円詳しくはこちら→

ダンボール製ゴミ箱

オフィス、自宅、野外で使えるダンボール製ゴミ箱。汚れたら資源ごみとして捨てれるからとってもエコです!詳しくはこちら→